にらさき日記

20代男性のブログ。日常、旅行など

南極観測船しらせを見物する(名古屋港・横須賀)

南極観測船のしらせが名古屋にやってくる、とポストがXに流れてきたのは8月頃。

名古屋近辺で小学生を過ごすと遠足で名古屋港水族館を訪れる。水族館の目と鼻の先にある南極観測船「ふじ」を見かけ、南極に思いを馳せるようになるのは名古屋民が通る道なのだ。

「ふじ」は退役した船なので年中名古屋港にあるが、1年の間の半分以上を航海とドック整備で過ごす現役の南極観測船が名古屋にやってくるとなるのはかなり珍しい。(広義)名古屋民の管理人は万難を排してスケジュールを空けた。

 

今回の名古屋港の寄港スケジュールは10/3(金)入港、10/4(土), 5(日)で公開、10/6(月)出港であった。接岸は2号岸壁だった。

翌週の10/11(土)には神戸のポートアイランドで公開された。これらの公開は南極に出向く前の訓練の一環とのことだ。

神戸港での公開の後は、母港である横須賀で係留されたのちに、10月末から11月上旬にかけて東京の大井ふ頭で物資の積み込みをした。更に、11/15に横浜港で公開されたのちに横須賀に戻り、11/19に南極に向けて出港となった。

今回は名古屋港の10/4の初日の公開の様子に加えて、横須賀での係留されている様子をお届けする。

 

1. 名古屋港のしらせ

10/4(土)の当日朝、公開スタートの9時をやや過ぎた頃に彼女氏と向かった。小雨ではあったがそれなりに人は集まっていた。普段はあまり人気のある印象のある場所ではないが、かなりの賑わいだった。

制限区域外からも眺められた

長蛇の列。傘は乗艦前までは使用できた。

自衛艦によくついているタラップ。今回乗艦の際に使ったのはこちらではない。

乗艦に使ったタラップ。見学専用のタラップがあるようだ。

見学用のタラップを渡って乗艦してまずは艦橋の見学に向かった。雨の日用の見学順路があるようで、艦の後方から乗り込んでから乗組員の居室の面している廊下を渡って前方へと移動した。

乗艦してすぐに船の右舷寄りの廊下の列に並んだ。艦の中央側に居室がある。

廊下に沿って観測隊の寝室が並んでいる。観測隊は”Scientist”となるようだ。

部屋はどこも2人部屋の様だった。棚を兼ねたデスクがミニマリストっぽい。
前回の観測隊よりスターリンクを使ってインターネットアクセスができるようになったとのことだ。航海中、観測隊員はここで日々ノートPCに向かって、データ解析をされていることだろう(想像)。

ちなみにこの日は横須賀地方総監が乗艦されていたようだが、直接お目にかかることはできなかった。

喫煙室が用意されていた。基本は艦内禁煙とのことだ。

艦内廊下には公開に合わせて、目的地の昭和基地や南極の写真が展示されていた。

艦内理容室

ロープワーク。他の自衛艦にも同様の展示があった記憶。

ロープワークの近くには艦内神社。富士本宮浅間大社が分祀されていた。

食堂

食堂では夜の宴の準備が進んでいた。

まあまあ急な階段を昇って操舵室にたどり着いた。

操舵室へ

ラッパ。

ラッパの隣の窓から後方を望む。

側面窓から。窓抑えは金属サッシで二重窓にはなっていなさそう。
減揺装置とヒーリング装置

減揺装置はオーストラリアの更に南の暴風圏で活躍するのだろう。

南極の地図。白瀬矗が名付けた大和雪原は昭和基地の正反対にある。

地図の隣にはAISと思しき機械があった。

艦長席。

艦長席からの風景

名古屋港にしらせがいることがわかる海図

艦長席左下の無線機類。フリーマントル入港専用の機材もある。
ちなみにフリーマントルはオーストラリアのアデレードにある。

レーダー端末と思われる機械。

方位環。アナログな機械も設置して何重にも冗長系を維持しているようだ。

サーチライトの操作盤

灯火一覧。旗信号の夜間バージョン、との理解でいいのだろうか。

操舵輪

方位は五行十干に従って表記するようだ。

海図プロッタ

コンパスは両脚とも針のものを使用している。

艦橋からポートタワービルと先輩のふじ
半年後にはこの場所から氷原を眺められるのだろう

艦橋のマット

 

先程とは反対側の後方を望む

風が強いようだ。Suicaのペンギンももうすぐ過去のものに...

艦橋を出てから下へ降りていった。

医務室は見れず... 内科外科医師2人で隊員全員の健康管理をすることはかなり凄いと思う。

飛行科待機室。ヘリ運用をされる方々がブリーフィングするのはこの部屋なのだろう。

毛利衛氏のサインの展示も。

飛行科待機室からはすぐに甲板にアクセスすることができた。

ヘリ格納庫

旋盤など。部品加工はここで全て実施するのだろう。

ヘリの移動台車

ヘリはおらず...

格納庫には船の構造についての展示板もあった。

船の構造とエンジン

荷役について

最後はヘリ甲板の下層を通って見学は終了となった。

菊の御紋?

後部甲板下層

鉄コンテナラボというらしい

後部。名港トリトンとポートタワービルと一緒に

コンテナ積載スペースがあるが、今回は荷役前で空だった。

大賑わいのしらせをあとに、いったん帰宅し、夜の撮影に備えた。

対岸からしらせを望む

ポートビルとしらせ

しらせ 正面から

近くに寄ってみることもできた。

近くでしらせを見る

少し離れて。いかんせんライトがまぶしすぎた。

近くの観覧車からはふじとのコラボが見られたようだが、悪天候で営業終了が1時間早まってギリギリのところで間に合わず、撮影は叶わなかった。

2. 横須賀港のしらせ

後日、米空母を見物するために横須賀に向かった際にしらせをもう一度見ることができた。

横須賀でのしらせ。翌日、次の航海に向けて大井ふ頭へと出港していった。

ヴェルニー公園から。

しらせの夜景。

横須賀港。グレーの自衛艦の中で一際目立っていた。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

しらせが横須賀にいた際に寄港していた米空母ジョージ・ワシントンの記録はこちら。

ma-te.hatenablog.jp