しばらくブログを書く時間が取れていなかったので、今回は海外記事をまとめてから上げようと寝かせてあった国内の記事を出すこととする。海外記事もいずれ更新するつもりではいる。
紀伊半島には大台ヶ原をはじめとする星空観察の良いポイントが豊富にある。
某元幹事長のおかげで建設されつつある紀勢自動車道によってアクセスも格段に良くなった。2021年には熊野まで開通している。

紀勢自動車道は、現在、熊野大泊ICから既に和歌山県側から開通している紀宝ICに向けて事業が進んでいる。あと16キロ弱で三重県を超えて和歌山県へとアクセスする高速道路が全通することとなる。
こうして名古屋側のアクセスが格段に良くなった熊野だが、星空観察にもってこいの場所がある。
それが鬼ヶ城だ。
鬼ヶ城は、世界遺産に登録されており、すぐ近くには獅子岩もある有名観光地だ。毎年行われる熊野大花火大会はこの近辺の海上から打ち上げられる。

鬼ヶ城は、南東が太平洋に面しているため、洞窟の中から東側から昇ってくる天の川を洞門から写真に収めることができる。
熊野で天の川が東の空に現れるのは、2月頃の早朝~6月頃の夕刻であるが、早朝夕刻は太陽の影響が大きいので撮影に適しているのは3月から5月頃だろう。
さらに、天の川をきれいに見ることができるのは、月の影響がなく、晴れている必要がある。
ここで、熊野市の近隣に日本最大の多雨地域である尾鷲市があるわけだが、尾鷲は日照時間は日本の平均であり、雨天が多いのではなく一度に降る雨量が非常に多いことが多雨の理由となっているようだ(尾鷲の雨 - Wikipediaより)。雨天が多いわけではないのでそこまで天気に関しては難易度が高くはない。
が、管理人は昨年度までの大学生時代では実習や試験などでこの時期は多忙極めていたのでなかなか夏の天の川を見に行くことができなかった。
今回は、週末に行くところを探しがてら覗いていたSCWの雲予報で、三重県南部で快晴の予報が出ていたので急遽、名古屋近辺の実家からで熊野に3時間ほどかけて車で向かった。
出迎えたのは満点の星空。
管理人の持つレンズはそれほど明るくないので(EF-M 11-22 mm F4-5.6 IS STM)、ピントを合わせるのに難儀しつつ条件を探った。今回持参を忘れたがプロソフトンフィルターを使用したほうが良かったかもしれない。

Cannon EOS M5, EF-M 11-22mm, 11mm F4 30秒 ISO6400 レリーズ使用
ISO6400で30秒となかなか使うことのない条件で、何度か試行錯誤して見るに堪える(と思われる)写真をようやく撮れた。
関西空港発の飛行機や日本上空を通る台湾方面からアメリカを結ぶ飛行機の航路になっていることもあり、飛行機の映り込みは多かったのでタイミングを見図る必要があった。
さそり座に続いて昇ってきた天の川が良い位置に来るのを待って、シャッターを押した。時刻は0時半。


洞窟を出て、海上に出ている天の川をカメラに収めた。

撮影後は鬼ヶ島の駐車場に停めた車の後部座席を前に倒して、広くしたトランクで2時間ほど就寝。寒さで目覚め、再び寝ることができなくなったのですき家に向かい、熱々の牛丼を食した。
もうすぐ5月というのに夜は10℃程まで冷え込んでいた。
そのまま帰ろうかと思ったがせっかく来たので、10年ぶりに紀勢線の撮影へと向かうこととした。
