にらさき日記

20代男性のブログ。日常、旅行など

給油機の中は意外と普通の旅客機だった KC767機内見学(2025/2/15)

8年前の記事を4本連投したので今回は最近の記事を扱ってみる。

名古屋空港開港20周年記念でエアーポートフェスティバルなるものがあることを知ったので、未訪問だったあいち航空ミュージアムと合わせて覗いてきた。

 

目次

1. エアーポートフェスティバル
2. あいち航空ミュージアム
3. 飛行機撮影

 

1. エアーポートフェスティバル

イベントスケジュール
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kouku/nagoyaap20th.html

イベントの存在に気付いたのが前週であったこともあって参加できたのは機体展示のみでこれが今回の記事のメイン。滑走路ウォークや自動運転バスは事前予約が必要で参加できなかったので省略。

で当日。機体展示はKC767。詳しくないので調べた情報をまとめていく。

KC767(3号機:97-3603)
会場に入ってすぐにこれが迎えてくれた。月並みの感想だが、大きい。

KC767は空中給油・輸送機に分類される。原型となったB767-200ERは現在の中型機の標準型であるB787の先代にあたり、1984年デビュー。日本ではKC767は2008年に1・2号機、2009年に3号機、2010年に4号機がそれぞれ全て小牧基地に配備されたそう。配備は4機で打ち止めで、これ以後の給油機はKC46Aが2021年より美保基地に配備されているようだ(全てwiki情報)。

尾翼についている馬は小牧で馬市が盛んだったことから
(馬市→駒来(こまき)→小牧、らしい)

KC-767は他機への給油は機体後部のフライングブームを使って実施するが、KC-46Aはフライングブームでの給油に加えてドローグ(ホース状の給油装置)でも給油することができることで、それまで非対応だったオスプレイやF35Bの給油にも対応できるそう。

フライングブーム(給油装置)が機体尾部についている。
ブームの根元には調節用のカメラが3+2の合計5機ある。

KC767は給油機以外の役割として輸送機の役割もある。ニュースで実際に邦人保護の輸送している様子が報じられていたことがあったので、今回の訪問はその中がどんなものか見ることも目的のひとつである。輸送人員は200名だそう(KC46Aは104名)。

機内公開なので自衛隊のタラップを使って入ることができた

搭乗。飛行機はポートサイドの左側から乗り込むことが多く、右からの景色は珍しいのではないか。

https://www.mol-service.com/ja/blog/why-you-board-airplane-from-left-side

乗り込んですぐ後方を眺める。2-4-2(後方は2-3-2)の配列。
意外と旅客機っぽいが、オーバーヘッドビンが無く、代わりに写真左のような荷物棚があった。

肉厚シート。シートベルトは斜め掛け。当たり前だが座席にエンターテインメントはない。

後方から前方を眺める。
座席背面の左上の黒いのは禁煙マークとシートベルト着用表示が光るところで、その下の四角形の窪みは読書灯のスペース。右側の蓋らしきものの中には酸素マスクが入っている。

トイレは旅客機と同じ

トイレに貼ってあった免税基準。乗組員さんは免税基準が厳しいらしい。

ギャレーは旅客機と同じではないか。

怪我人/病人用と思われる飛行中に横になれるスペースもあった。
おそらくここはカーゴドアの場所。

奥がコクピット。手前は給油時にフライングブームを調整する席。給油任務のための機内スペースはここだけで輸送機の性格が強い印象を受けた。

 

かなり近くまで寄ることができた。
新造機のはずだが原型が旅客機のせいか窓を埋め込んだ跡が見える。

機体下面。丈夫そうな脚をしている。

下から眺める。機体後方下面で出っ張っている所にフライングブームを見るためのカメラがある。

最後に機体左側から眺める。自衛隊専用のトーイングカーもあるようだ。

平和な世の中なので普通に生活する分にはKC767に関わる機会はないが、2023年にイスラエル情勢の悪化を受けた邦人保護輸送でヨルダンからシンガポール経由、羽田空港までの邦人輸送で活躍していたことは記憶に新しい。

「羽田に空自KC-767、飛来 イスラエルからの邦人退避で」 2023/10/23
https://flyteam.jp/news/article/139909
月間「航空情報」公式 twitter 2023/10/23
https://x.com/armii93881392/status/1716275390145286454

 

人員輸送だけでなく貨物輸送での実績もある。2016年の熊本地震や2023年のトルコ地震で援助物資の輸送についていたようだ。

「防衛省とNATO、初の緊急援助活動 KC-767がトルコへテント運ぶ」 2023/3/20
https://www.aviationwire.jp/archives/273000

KC767運用部隊について(熊本地震関連の写真がある)
https://mamor-web.jp/_ct/17637593

 

KC767についてはここまででおしまい。
展示機は空港の制限エリア内に展示だったため、空港に発着する飛行機をグラウンドレベルで見ることができた。

2025/2/15 JH325便 熊本行き JA13FJ

離陸していった

C130Hが到着。Flight Raderでは沖縄から来た表示になっていた。
2016年の南スーダンの邦人保護ではこちらの機種が活躍した。

セスナ
スカイシャフト21というNPO法人の機体らしい。御岳山がうっすら見える。

これから取材に向かうのであろうNHKヘリ

2. あいち航空ミュージアム
13時で機内公開は終了なので、その後はあいち航空ミュージアムへ。実機だけでなく、模型のコレクションや部品展示が充実していたり、職業体験ゾーンが楽しそうだったり。MRJもモックアップがまだ残っていた。モックアップは中のシートの故障が多く、実機が入るらしいので展示終了になるかもしれない。

警視庁ヘリ。どの展示物もラミネート加工された説明版を持ち歩きながら機体の周りを見ることができて良かった。

零戦(模型) 永遠のゼロの撮影に使われたらしい

YS11

T4 ブルーインパルス

T4 ブルーインパルス 閉館直前は人がはけているので撮影しやすい。

3.飛行機撮影

KC767の先ほどの展示会場はミュージアム前なので窓越しに撤収作業を見れた。博物館の屋上は開放されている(要入館)ので高い所から滑走路を眺めることができる。

さっきお世話になったタラップ車。

仲良く撤収中。タラップ車もゆっくりついていっている。
以後の写真はミュージアム屋上より撮影したもの。

到着 JA16FJ

熊本からの折り返しがやってきた JA13FJ

JA03FJ

名古屋市消防局 JA758A のぶなが

のぶなが 離陸!

だいぶアクロバティックに飛んでいった。こういうものなのか。

NHKも夕方の取材に行くのだろうか

飛んでいった。

中国からやってきたビジネスジェット。個人利用用の入国審査などは残っているのだろう。

給油中の複葉機。トラックと同じ大きさ。

エンジン始動! JA11KTでPitts S-2という曲芸用の機種らしい。
日本におけるPitts S-2をまとめたサイトはこちら⇓
http://hikokikumo.net/His-Civ-Pitts-001.htm

すぐ離陸して上がっていった。

急上昇!

ゴーアラウンドを何回か繰り返していた。

気持ちよさそうに雲の中を駆けて行った

 

ここまで撮って閉館の17:00になったのでこの日は終了。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

追記

➀あいち航空ミュージアムでは公式に空港駐車場の利用が推奨されているが、隣接するエアーポートウォーク(商業施設)の巨大駐車場は無料である。エアーポートウォークからミュージアムへは直結の連絡通路がある。お昼に商業施設のフードコートで食事ををとりつつ再入館の見学も良いだろう(ミュージアム内にカフェはある)。

➁名古屋空港近辺には実はあいち航空ミュージアム以外にももう一つ「航空館boon」という航空博物館が滑走路を挟んで反対側にある。管理人は帰宅後に気が付いたので今回は訪問できず。

https://www.town.toyoyama.lg.jp/shisetsu/boon/1001014.html